人類未踏の領域へ、世界で一番高齢化が先進的な国
「超高齢化社会」が今熱い。
日本の高齢化が世界的に注目される理由として以下の3つが挙げられる。
①高齢比率が高い
→世界で総人口のうち、65歳以上の人口の割合(高齢比率)が20%を超えるのは、高い順から、日本(23.0%)、ドイツ(20.8%)、イタリア(20.3%)の3つだけである。(2010年時点)
②平均寿命が長い
→男で80.21歳、女で86.61歳。ぶっちぎりである。
③高齢化のスピードが早い
→「高齢化社会(高齢比率7%以上)」から「高齢社会(高齢比率14%以上)」への移り変わりのスピードがドイツでは44年、イタリアでは50年、日本では25年とすさまじい早さである。ちなみに高齢社会から「超高齢社会(21%以上)」は12年と驚異的である。
無論、世界で日本が一番、高齢化している。2011年ごろから人口減少も目立ってきた。
ここで、高齢化・人口減少の何が問題なのか?主な二つは
①国内需要が減る
②労働力が減る
となる。
両方とも大問題ではあるが、まず内需依存国家である日本の国内需要が減ることに着目したい。百貨店やスーパー、流通業は国内需要が主なマーケットなのは想像しがたくはないと思う。
そこで、縮む業界で売上を伸ばす、もしくは維持するためにM&A(買収・合併)が増える。
2点目、こちらも厄介である。例えばの話、寺の跡継ぎが減る。そうするとどうなるか、お寺がM&Aでグループ化を進めたり、事業を売却したりするのである。お寺も宗教法人だ。
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