古典て面白いですよね / 考えたことはありますか?リーダーシップと権力の関係についての話
組織と権威はつながっている。
①カリスマ的権威
並外れた影響力を持つリーダーによる特別な才能によるカリスマ的権威。
この権威のタイプが最も不安定なタイプ、なんの弾みでカリスマ性や神々しさが失われるか分からないからである。ラスプーチンとかがこのタイプである。持続性を植え付けることが重要である。
②伝統的権威
血筋や身分による権威。方法は世襲が主である。誰もが思考停止し、「伝統だから。」という考えに陥りやすく、最も危険性が高い。
現代社会においては最も不合理な形態の一つ。先例にしがみつく企業は果たして。
③合理的権威
この権威は官僚制の組織形態をとる。組織は分業を核とし、確実な規則が存在している。専門性により職位が発生し、それらが積み重なり、階層となる。上から下へマネジメントが流れていく。
また職権乱用についても、労働者により責任や仕事の範囲が決められてる、資格の適正を審査して人材を登用する、などといった観点から少なくなる。
しかし、このように移ろいの激しい現代社会で、することが明確に定まった柔軟性の無い組織は、本当に魅力的なのでしょうか?確かに不合理性を排除するのは得策ですが、現代社会に合ってないことは確かです。
このように、冒頭に古典であるマックスウェーバーの著をあげましたが、古典は不変の真理を書いた万能な本でも重要でもなく、それを参考にして何を学ぶかが重要なのでしょう。